以前使っていたCANONのEOS Kiss X3では、CANONの標準ズームレンズEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS、望遠ズームレンズEF-S55-250mm F4-5.6 IS、広角ズームレンズEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMの3本を使っていましたが、特に旅行などではレンズの交換が煩わしく感じていました。
そのためSONY α6400購入にあたり、TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VCを購入しました。望遠端がやや足りないもののほぼ18-55mmと55-250mmを足した焦点距離を一本でカバーできる上、EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISよりシャープに写ります。
以下撮影サンプルです。
●TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC 18mm(広角端)
ISO400 シャッタースピード1/125 F10 JPEG
6000ピクセルx4000ピクセルの撮影画像を左右720ピクセルにリサイズ
6000ピクセルx4000ピクセルの撮影画像(上の写真の元画像)から720ピクセルx480ピクセルで切り出し
●TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC 200mm(望遠端)
ISO400 シャッタースピード1/125 F10 JPEG
6000ピクセルx4000ピクセルの撮影画像を左右720ピクセルにリサイズ
6000ピクセルx4000ピクセルの撮影画像(上の写真の元画像)から720ピクセルx480ピクセルで切り出し
18mm(広角端)の画像と比較すると、200mm(望遠端)ではかなり寄れることがわかります。
かなり満足したのですが、欠点もありました。
●欠点1:最短撮影距離がやや長く50cm
以前CANONのEOS Kiss X3と合わせて使っていたCANONの標準ズームレンズEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISの最短撮影距離は25cmで、自分が椅子に座り被写体が目の前の机又はテーブルにある場合、例えば目の前の料理くらいの距離でもカメラを近づけて撮ることができます。
これが最短撮影距離50cmとなると、かなりカメラを引かないとピントが合いません。実際には50cmより近くでも半押しでピピッとAF合焦の音がしてシャッターは切れるのですが、撮った写真を見るとピントが合っていません。被写体を少しずつ遠ざけていきながら撮影してピントの合った写真が撮れたところで被写体とセンサーの距離を測るとほぼ50cmでした。この使いづらさは想像していませんでした。
試しに接写リング(エクステンションチューブ)をつけてテストしてみましたが、接写リングは接写しかできず、望むような結果にはなりませんでした。
10mmのリングをつけ18-200ズームレンズの18mmで撮影してみましたが、レンズ本来の最短撮影距離50cmではピントが合わず、被写体からレンズまで1cm程度まで寄らないとピントが合いません。16mmのリングに至ってはつけている18-200ズームレンズがそもそも長いせいか、ピントの合う場所がありません。被写体をレンズのガラス(実際にはプロテクター)に接するといちばんピントが近かったです。
●欠点2:レンズのずり落ち
もう一つの欠点は、カメラを下に向けて撮影するとレンズの自重で勝手にレンズが繰り出されて(伸びて)しまうことです。レンズが勝手に繰り出されないようにロックするスイッチは一番縮めた位置でしか働きません。そのため少しでも伸ばした状態でカメラを下に向けて撮影する時は、テープで止めておく必要があります。
このレンズは自分にとっては標準のレンズとしてずっと使っていますが、もっと望遠ができるレンズが欲しいという気持ちもあり、SIGMA MC-11マウントコンバーターを使う前提でいいレンズがないか色々リサーチしました。こちらの投稿をご覧ください。